愛媛県松山市の糖尿病専門クリニック 院長 西田亙Nishida Wataru Diabetes Clinic

にしだわたる糖尿病内科

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サプライズ&医療面接講義

サプライズ

本日は午後から、愛媛大学医学部にて講義があるため、午後からは休診とさせて頂きました。午前の診察が終わり、さて食事をとって出かけるか・・と思っていると、スタッフから珍しく「院長、院長」と手招きがかかります。

何だろうとスタッフルームに向かうと、机の上にはなんとバースデーケーキ、しかも似顔絵つき!カラフルなシャツとネクタイもさることながら、まるで”ヨン様”であります。ご丁寧に、ケーキの上には”51”のキャンドルもチョコンと乗せてありました。

聞けば、おいしいケーキで有名なラポール(rapport)のパティシエさんに、特別に依頼して作ってもらったのだとか。何でも、この似顔絵を描くために、途中で冷やしながら30分以上もかかっているそうです。実は、当院スタッフ橘さんの旦那様がラポールde華夢の店長さんでして、先日も初詣帰りに一同でお邪魔したところでした。

ケーキで驚いたのも束の間、真っ白なはずのホワイトボード上に何やら大きな絵が描かれており、よく見るとこれがスタッフ全員の似顔絵。そっくりな上に、吹き出しにそれぞれのメッセージが書き込まれていました。私はなぜか、嬉しそうに船首で旗を振っています。

この船、喫水線近くまで沈んでいるような気がするんですが・・願わくば遭難しませんようにと、思わず金比羅さんに向かってお祈り致しました。ちなみに、この壮大な絵巻は大型新人である宮岡さんの力作です。

こうして志を同じくする良きスタッフに恵まれ、誕生日を祝福して頂けるというのは、一人の院長として何よりの幸せかと思います。みんなでおいしいケーキを頂きつつ、しばらくの間、絵巻物を肴に大いに盛り上がった次第です。

愛媛大学医学部にて医療面接講義

15時からは、頭を切り換えて東温市の愛媛大学医学部で、4回生を対象にした医療面接講義です。授業は、新しくなった記念講堂で行われます。1週間後には、OSCEという厳しい実技試験が待ち受けているのですが、学生さんはまだ実感がないようです。聞いてみると、ほとんどの学生はまだ練習をしていないようで、ふと心配になりました。しかし、毎年こんなものかもしれません。試験当日には、驚くほどのレベルアップを果たし、顔つきも様変わりするからです。

単なる学生から、”学生医師”へ生まれ変わる。その瞬間に、講義と試験を通して立ち会えたことは、今にして思えば貴重な体験でした。古今東西、多くの大人達は「最近の学生は・・」とつぶやいてきましたが、私はそんなことはないと思います。明確な道しるべを示してあげれば、若い人達はこちらの予想を遙かに上回る成長を果たすからです。

「後生畏るべし (こうせいおそるべし)」この言葉の意味を私に知らしめてくれた、愛媛大学医学部の代々の学生さんに、心より感謝致します。

試験突破のために必要な勘所は、今日の講義ですべて授けました。来週の実技試験、頑張ってください!