講演と執筆

第3回 ステップアップ糖尿病研修講座

11月17日土曜日、午後5時より愛媛県歯科医師会において「第3回 歯科医療に役立つステップアップ糖尿病研修講座」が開催されました。3回目となる今回のテーマは”薬物療法・低血糖・シックデイ”。糖尿病治療には、内服薬、インスリンをはじめとして、数多くの薬剤が使われます。専門である私達ですら混乱を覚えるほどですから、歯科医療に携わる方々の目に、難解極まりない代物として映ることは、当然と言えるでしょう。

しかし、今日のテーマは単純です。一言で表現すれば「低血糖に配慮する」ということなのです。糖尿病治療は高血糖の是正ですが、そこには極めて微妙なさじ加減が要求されます。薬の効きが弱ければ高血糖になりますし、逆に効きすぎれば低血糖を来して、下手をすると生命の危険を招いてしまいます。特に、歯科医院には歯痛で来院される方がいらっしゃったり、抜歯などの処置を行うことがありますので、糖尿病の患者さんが「ご飯が食べられなくなる」ケース(シックデイ)が比較的多いのではないかと思います。ご飯がほとんど食べられない状況で、お薬を日頃と同じ量だけ飲んだり、インスリンを注射すれば、当然のことながら低血糖の危険性が高まります。

  • 患者さんがどのようなお薬を飲んでいる時に、低血糖を来す可能性が高いのか?
  • 低血糖を来すと、体の中で何が起こり、どのような症状が出るのか?
  • なぜ、糖尿病の患者さんでは、命にかかわるような低血糖が起きるのか?
  • 低血糖に対して、どのように対処すれば良いのか?

単なる薬の解説に留まることなく、薬理作用を織り交ぜながら、各種薬剤の副作用の現れ方、注意すべき点について、2時間にわたり解説しました。土曜日にもかかわらず、120名を超える歯科医師、歯科衛生士、そして愛媛県歯科医師会のご厚意により、行政の保健師さん達も参加されました。長丁場にもかかわらず、毎回最後まで熱心に聴講してくださる皆様には、本当に頭が下がります。

第4回は、来年1月19日に開催されます。参加ご希望の方は、愛媛県歯科医師会までお問い合わせください。

講演と執筆

ユアーズ・ケア様に講師として招かれました

今日は19時から、東方町にあるユアーズ・ケアさんに糖尿病研修の講師として招かれました。同社は、訪問看護、訪問介護、デイサービスなどに取り組まれていますが、日々の業務の中で糖尿病の患者さんにふれあうことも多く、「きちんと糖尿病を学びたい」という考えから開催された研修会です。施設に到着すると、写真のような立派なウェルカムボードでお出迎えとなり、ビックリ。良く似てます・・。

最初に弓立社長さんからのご挨拶。本日は夜の時間帯にもかかわらず、ケアマネージャー、理学療法士、作業療法士、看護師、介護福祉士、ヘルパーなど様々な職種の方が、総勢30名ほど集まられました。普段の講義や講演ではスライドを使うのですが、アットホームな雰囲気でしたので、急遽ホワイトボードを使い、ひとつひとつ丁寧なお話を心がけました。

介護施設での講義は私も初めての経験でしたが、皆さんとても熱心で、最後の質問コーナーでもたくさんの質問を頂きました。とても鋭い内容が多く、また実際の事例などもご紹介頂き、私自身も勉強になりました。今日の講義が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。