健幸ビデオ講座:第一弾・不健口が糖尿病とアルツハイマー病を招く!

昨年までは、全国講演や執筆を通して、様々な情報を積極的に発信して参りました。しかし、新型コロナウイルスの影響で2020年2月から、講演は全てキャンセルとなり、発表の場は失われてしまいます。そこで、2020年10月からは「新しい時代」に適合した「新しい発信」の試みとして、ビデオ映像で広く一般市民の皆様に健幸情報をお届けすることにしました。

第一弾のテーマは『不健口が糖尿病とアルツハイマー病を招く!』。最近、人生100年時代がよく話題に上るようになりましたが、この言葉の裏には一体どのような真実が隠されているのでしょうか?実は、日本はこのままいけば、昭和世代が、可愛い子や孫に莫大な経済的負担をかけることになってしまうのです。私はこの現象を「経済的子孫虐待」と名付けました。

一体どうすれば、日本の未来を担う私達の子孫に迷惑をかけずに済むのでしょうか?この問いに対するひとつの答えが「健口」なのです。裏を返せば、人々が「不健口」になると、様々な病気が体を襲い、医療費や介護費が掛かり続けてしまいます。

歯周病を放置すると糖尿病が悪化し、歯周病がよくなると血糖値まで改善することは、既に明らかになっていますが、健口の御利益は糖尿病だけに留まりません。なんと2019年、歯周病菌が脳の中に住み着き、アルツハイマー病を引き起こす事実が明らかになったのです!

記念すべき健幸ビデオ講座・第1回では、最新の学術研究まで踏まえながら、小学生でもわかるように「人生100年時代における健口の大切さ」を解説しました。このビデオを皆様とご家族の健幸にお役立て頂ければ幸いです。

2020年10月7日
にしだわたる糖尿病内科 院長 西田亙

 

YouTube版もあります

 

* Dr.にしだ著作集 (一般向け)

・西田亙:にしだわたるドクターの歯医者さんに行きたくなるお口と糖尿病のお話, クインテッセンス出版 (2020)

・西田亙:糖尿病がイヤなら歯を磨きなさい, 幻冬舎 (2018)

 

* Dr.にしだ著作集 (専門家向け)

・西田亙:全医療従事者が知っておくべき歯周病と全身のつながり, 医歯薬出版 (2020)

・西田亙:保健師に知ってほしい糖尿病と歯科のこと, 医歯薬出版 (2019)

・西田亙, 武井典子:デンタルインタビュー®入門, 医歯薬出版 (2019)

・西田亙ら:歯科衛生士のための糖尿病予防指導マニュアル, 医歯薬出版 (2019)

・西田亙:歯科医院に知ってほしい糖尿病のこと その2, 医歯薬出版 (2019)

・西田亙:糖尿病療養指導士に知ってほしい歯科のこと, 医歯薬出版 (2018)

・西田亙ら:歯科医院のための医療面接スタートガイド, クインテッセンス出版 (2017)

・西田亙:歯科医院に知ってほしい糖尿病のこと, 医歯薬出版 (2017)

糖尿病予防検診とは?

現代社会は糖尿病の孵卵器

現在、日本の糖尿病人口は予備軍も含めると2200万人を越えており、今後ますます増加することが心配されています。若い人達も他人事ではなく、将来皆さんの4人に1人は糖尿病になってしまう計算になります。ひとたび糖尿病を発症してしまうと、直ることはなく、生涯にわたり、食事制限の道のりが始まります。

メタボと糖尿病は血管病

血糖値が高くても、私達は痛くも痒くもありません。“自覚症状がない”ところが、糖尿病の怖いところです。しかし、慢性的に血糖値が高い状態が続くと、少しずつ全身の血管が傷つき、あちこちに症状が出てきます。一言で言えば、糖尿病というのは健康な人に比べて、“血管の老化が15年加速する”病気です。若々しい体を保つためには、日頃から血糖値を低く保つこと、すなわち「おなかがへる」ことが秘訣なのです。

糖尿病になってからでは遅すぎる

私達の体の中で血糖を下げるホルモンは、膵臓から分泌される“インスリン”ただひとつしかありません。日頃の暴飲暴食は、頭のストレスを取ってくれるかもしれませんが、その代償として、膵臓はその力を失っていきます。この結果、糖尿病と診断された時点で、インスリンを作る力は正常な人の半分から1/3しかありません。だから「回りの人と同じように食べることができない」のです。

家族の未来を守るための糖尿病予防検診

自分自身はもとより、夫、妻、子供、孫が糖尿病になってほしい人は、おられないと思います。次の世代に教育、財産を残すことよりも、もっと大切なものは、健やかさと幸せ、すなわち“健幸”ではないでしょうか。残念ながら、従来の検診では糖尿病と診断することはできても、予防することはできません。

にしだわたる糖尿病内科は、家族の未来を守るための糖尿病予防検診を通して、かけがえのない次の世代を糖尿病から守りたいと考えています。