院長の西田です。コロナ前までは、有り難いことに日本全国、北海道から沖縄まで毎週末のように講演に招いて頂き、「お口と全身のつながり」についてお話してきました。しかし・・コロナ禍の中では、内科医院として発熱外来やワクチン接種に協力していることもあり、県外出張することができず、講演活動は非常に制限されたものになっておりました。

そこで、今月からインターネットのライブ配信を使い、広く多くの方々を対象にした「オンライン健口セミナー」を開催することにしました。これまでの講演で来場されていたのは、ほとんどが医療従事者の方々でしたが、オンラインでは一般市民、県民、国民の皆様を念頭におき、小学生でもわかる目に浮かぶような言葉で、最先端の科学がもたらした智慧をやさしく解説いたします。

視聴するためには、「Peatix」というサービスに登録して頂き、予約チケットを取って頂く必要があります。記念すべき第１回は間近で恐縮ですが、「10月16日 土曜日 20:00開始」です(無料公開)。

タイトルは「歯周病と認知症がつながる？！」。実は2021年11月、衝撃的な発表が米国から発信されます。それは、「歯周病の薬でアルツハイマー病が良くなる！」という、にわかには信じがたいもの。数々の基礎研究により、歯周病とアルツハイマー病が密接につながっている事実が明らかになり、「ジンジパイン阻害薬」という新薬が開発されました。この薬が、実際にアルツハイマー病患者さんの認知症を改善するかどうか、確認するための臨床試験が2019年から欧米で実施されていたのです。

歯周病の薬で認知症が改善することが明らかになれば、医学と歯学の歴史がひっくり返るほどの、大騒ぎになることでしょう。私達は、その歴史的イベントに、リアルタイムで立ち会うことができるのです。

しかし、このようなことは書籍はもちろん、テレビやインターネットでは、まだ誰も報じておりません。いち早く、本セミナーを通して科学が明らかにした智慧をゲットし、自分や家族、果てはワンちゃんのかけがえのない未来を守りましょう！