院長西田 亙
- 広島県広島市出身
- 昭和63年愛媛大学医学部卒業、愛媛大学医学部第二内科入局
- 平成05年愛媛大学大学院医学系研究科修了 (医学博士)
- 平成05年国立療養所近畿中央病院 内科医師
- 平成06年愛媛大学医学部 第二内科 助手
- 平成09年大阪大学大学院医学系研究科 神経生化学 助手
- 平成14年愛媛大学医学部附属病院 臨床検査医学(糖尿病内科) 助教
- 平成20年愛媛大学大学院医学系研究科 分子遺伝制御内科学(糖尿病内科) 講師
- 平成24年にしだわたる糖尿病内科 開院
思い起こせば今から30年前、愛媛大学受験のために、生まれて初めて四国の地に降り立ちました。途中、何度か大阪での暮らしはありましたが、この地で妻を迎え、子供を育て、私にとってのふるさとは、もはや松山以外にはありません。
医師になってから、はや24年が立ちますが、今の私を導いてくださったのは、まぎれもなく愛媛の方々です。もちろん、素晴らしい恩師にも恵まれましたが、研修医になり初めて受け持った患者さんをはじめとして、病院や検診で触れた、数え切れないほどの優しい言葉がけと笑顔が、今の私を形作っています。
今回、大学での長い研究生活に終止符を打ち、開業を決意した背景には、ここまで育てて頂いた愛媛の方々に恩返ししたいという、強い思いがありました。もちろん、研究で社会に貢献する生き方もありますが、私には、研究で得られた知見が、社会へ十二分に還元されているとは思えないのです。例えば、これだけたくさんの薬が日々開発されているにもかかわらず、糖尿病の患者数はとどまるところを知りません。その理由はいとも簡単、“予防”という考えが、抜け落ちているからです。
予防するためには、“敵”を知らなければなりませんが、残念ながら糖尿病に関する正しい知識は、簡単には手に入りません。私は研究生活の中で「自分は何を知っていて、何を知らないのか?」、この一点を明らかにするために、厳しい修練を受けてきました。折しも、今年で“知命”を迎えましたが、これまで授かってきた知識と経験を社会に還元することが、私に与えられた天命であると考えています。
幸い、志を同じくする、優秀で思いやりのあるスタッフにも恵まれることができました。にしだわたる糖尿病内科は、来院された方々が、”安心し得心”して頂ける医療を提供できるよう、スタッフ全員で最善を尽くすことをここにお約束いたします。
平成24年8月1日にしだわたる糖尿病内科 院長 西田 亙